水出しコーヒーとは?

コーヒーを時間をかけて水のみで抽出する方法です。
水出しコーヒー専用の手の込んだ器具もありますが、水にコーヒー粉をつけておくだけも簡単に作ることができます。
ダッチコーヒー・京都スタイルコーヒー
これで抽出されたコーヒーは「ダッチコーヒー」と呼ばれています。
「ダッチ」とは「オランダの」という意味ですが、開発されたのはオランダではなく、
オランダ占領時代のインドネシアです。
ロブスタ種のコーヒーをどうにかして美味しく淹れる方法はないものかと試行錯誤の上、
生み出された方式ですが、それだけに驚くほど口あたりがクリアで甘味があり、
究極のマイルドコーヒーが楽しめます。
その反面、コクや苦味は出にくいので、深煎りのコーヒー豆が向いています。
アメリカではなぜか「京都式コーヒー(Kyoto-Style Iced Coffee)」と呼ばれていますが、これは日本の京都の喫茶店で出されていたものをアメリカのコーヒー会社が真似して広めたからとのことです。
楽しみ方
出来たコーヒーはそのままアイスコーヒーとして飲んでも、温めてホットにしてもよいのですが、
豆の種類によっては温めると味が落ちることがありますので、
なるべくアイスコーヒーとして飲むのが無難です。
適した豆
- メッシュ:極細挽き〜細挽き
- 焙煎度:深煎り
- 粉量(最初に入れる水の量):粉量
100ml:10g
300ml:30g
水出しでの淹れ方
今回は特殊な器具は使用せず、流行のメイソンジャーでの淹れ方をマスターしましょう。
もちろん、同じような容器なら同様に作ることができます。
準備
- コーヒー豆は極細挽き〜細挽きに挽いておきます。
- 容器はペットボトルなどでも可能です。
淹れ方
①水にコーヒー粉を入れる
ガラス容器に水を淹れ、その上からコーヒー粉を容器に入れます。

②そのまま冷蔵庫で8時間おく
蓋をしてこのまま冷蔵庫で一晩(約8時間)放置します。粉は一晩のうちに全て底に沈みます。
③濾して完成
一晩たったコーヒーは、上澄みの部分をフレンチプレスやドリッパーなどで漉して完成です。
漉す道具は専用の漉し器もありますが、フレンチプレスやドリッパーで十分に代用できます。
