アフリカ・中東エリア
- ケニア
- エチオピア
- タンザニア
- イエメン
- ルワンダ
ケニア
全体の特徴と傾向
- 酸味と甘さ、コクのある風味で、特にヨーロッパで人気
- アプリコットのようなあま酸っぱさと香りがある
- 深く焙煎しても酸味が損なわれにくい
- 「ファクトリー」と呼ばれる水洗加工場で精製され、各ファクトリーの名前で出荷される
カラチナ・ファクトリー
*アプリコットジャムのような甘さと酸味のバランスがよい
*ケニア豆の中でも特に華やかなフレーバーが特徴
*深煎りでも香味が残る
*浅煎り☓・中煎り△・中深煎り◯・深煎り◎
ケニア ピーベリー
*最高のグレードに位置づけられた豆の中から、ピーベリーだけを集めたもの
*ピーベリーは特に甘みが強く、熟したベリーのような強い甘みが特徴
*火の通りが早いため、焙煎は中煎りがベスト
*浅煎り△・中煎り◯・中深煎り◎・深煎り◯
ンダロイニ・ファクトリー
*成熟したワインのようなコクと酸味が特徴
*ベリー系の甘いフレーバーも持つ
*浅煎り☓・中煎り△・中深煎り◯・深煎り◎
ワムグマ・ファクトリー
*適度な甘みがあり、酸味が弱い
*深煎りを基本とし、フルーツ系のフレーバーを強く出したい場合には、中煎りもおすすめ
*浅煎り☓・中煎り△・中深煎り◯・深煎り◎
グアマ・ファクトリー
*最大の特徴はブルーベリーのような甘み
*中深煎り〜深煎りにすると苦味と酸味のバランスもよくなる
*浅煎り☓・中煎り△・中深煎り◯・深煎り◎
ムシャガラ・ファクトリー
*甘さとケニア豆らしい酸味、コクのバランスがよい
*クリーンな味わいで、ほのかなフローラルフレーバーを持つ
*浅煎り☓・中煎り△・中深煎り◯・深煎り◎
カリミクイ・ファクトリー
*完熟したフルーツのようなフレーバーを持つ
*ダークチェリーやカシスのような香味
*苦味と濃厚な甘みのバランスの良さが特徴
*浅煎り◯・中煎り◎・中深煎り◯・深煎り△
キアンジル・ファクトリー
*酸味としっかりとしたコクが特徴
*アプリコット系のすっきりとした甘さも持つ
*浅煎り△・中煎り◯・中深煎り◎・深煎り◯
エチオピア
全体の特徴と傾向
- アラビカ種の原産地であり総じて上質な豆が揃う
- 特に「イルガチェフ」「シダモ」「ハラー」の3大ブランドに注力
- 特にイルガチェフの人気が高い
イルガチェフ G1 ウォッシュト
*G1とはエチオピア豆の格付けの最高等級
*シトラス系の華やかなフレーバーが特徴
*ワインのような味の広がりとボディを持つ
*ウォッシュトはナチュラルに比べて繊細な味となる
*香り重視なら浅煎りを、飲みやすさを重視するなら中煎り〜深煎りがベスト
*浅煎り△・中煎り◯・中深煎り◎・深煎り◯
イルガチェフ ナチュラル
*ウォッシュトタイプより甘みが強い
*甘さは完熟リンゴのような特徴がある
*中煎りにすることで香りをより楽しめる
*浅煎り◯・中煎り◎・中深煎り◯・深煎り△
イルガチェフ ベレカ G1
*紅茶のようなフレーバーを持つ
*はっきりとした甘みがある
*余韻まで残る甘みが特徴
*浅煎り△・中煎り◯・中深煎り◎・深煎り◯
イルガチェフ サンイルガ
*柑橘系のフレーバーが特徴
*イルガチェフ産のフレーバーをより強調して作られた銘柄
*浅煎り◯・中煎り◎・中深煎り◯・深煎り△
シダモ ウォッシュト
*紅茶のようなフレーバーがあるが、イルガチェフよりもさらに濃厚
*浅煎りで提供されることが多いが、ベストな焙煎度は中深煎り
*浅煎り△・中煎り◯・中深煎り◎・深煎り◯
ハラー スター
*ロングベリータイプ
*ライトな酸味と甘味を持つ
*火の通りがよいため、中煎りにとどめるのがおすすめ
*浅煎り◎・中煎り◯・中深煎り△・深煎り☓
ハラー G1
*豊かな酸味が特徴
*野性的で強いボディと香りが特徴
*イルガチェフの繊細な品の良さとは対照的な豆
*浅煎り◎・中煎り◯・中深煎り△・深煎り☓
タンザニア
全体の特徴と傾向
- アフリカ最高峰のキリマンジャロ山の麓で栽培されるキリマンジャロが最も有名
- 酸味、コク、香りともに濃厚
- フルーティーで華やかな香りが特徴
キリカフェ農協
*しっかりとした苦味とコクがある
*きれいな酸味があり、グレープフルーツフレーバーを持つのが特徴
*肉厚で大粒の豆
*焙煎の難易度が高い。深煎りしすぎると苦味が強調されるため、中深煎りで香味を残すのがベスト
*浅煎り△・中煎り◯・中深煎り◎・深煎り◯
タンザニア AA スノートップ
*酸味と甘味、しっかりとしたコクのバランスの良さが特徴
*酸味はチェリーを、甘みはキャンディをイメージさせる
*大粒の高級豆
*浅煎り☓・中煎り△・中深煎り◯・深煎り◎
ルブーマ AA
*酸味はまろやかで、バニラフレーバーの甘い香りが特徴
*酸味の質がよい
*浅煎り☓・中煎り△・中深煎り◯・深煎り◎
キゴマ AA キボ
*タンザニア西部で生産される
*クリアな酸味が特徴
*浅煎り☓・中煎り△・中深煎り◯・深煎り◎
タンザニア AA キボ カンジラルジ農園
*カンジラルジ農園はタンザニア最高峰の農園とも言われている
*完熟した実のみを手摘みで収穫
*トロピカルフルーツのようなフレーバーと甘さを持つ。
*浅煎り☓・中煎り△・中深煎り◯・深煎り◎
イエメン
全体の特徴と傾向
- 「モカ・マタリ」などが有名で、モカコーヒーの呼び名が古くからある
- 水資源が貴重なイエメンはナチュラル製法が主流
- フルーティーな甘いフレーバーとワインのような複雑な香味が特徴
- 欠点豆が多くスペシャルティコーヒーとしては高い評価がつきにくい
モカ ホワイト キャメル
*モカフレーバーとは、ワイン系の強い香味や野性味を特徴とする
*モカフレーバーと合わせて、甘みと酸味のバランスもよい
*他のモカコーヒーよりも上品な味わいが特徴
*浅煎り◎・中煎り◯・中深煎り△・深煎り☓
イエメン・マタリ
*独特のフルーツ系のフレーバーとスパイシーさが特徴
*ヴィンテージワインに例えられることも多い
*火の通りが早いため、煎りすぎに注意する
*浅煎り◎・中煎り◯・中深煎り△・深煎り☓
バニーマタル
*モカ原生種ならではの独特の酸味を持ち、甘みとコクが含まれている
*甘酸っぱさとスパイシーな香味を持つ
*ナッツのようなコクがある
*浅煎り◎・中煎り◯・中深煎り△・深煎り☓
ホワイト・キャメル<マタリⅠ>バゼル
*ワインのような香味が強い
*他のモカコーヒーと比較すると、味わいはスッキリとしている
*マタリは地区名、バゼルは仲介人の名前である
浅煎り◎・中煎り◯・中深煎り△・深煎り☓
クラシック・モカ
*独特のモカフレーバーを持つ
*フローラルフレーバーがあり、気品が感じられる
*浅煎りにして充分に香りを引き出す
*浅煎り◎・中煎り◯・中深煎り△・深煎り☓
ルワンダ
全体の特徴と傾向
- 小粒だがつぶ揃いがよい
- 味に透明感があり苦味が少ない
- 飲みやすさが特徴
バフコーヒー・ニャルジザ農協
*白ワインをイメージさせるフルーティーな味わいを持つ
*熟したオレンジとフローラル系の香りがあり、奥深いフレーバーが特徴
*ニャルジザ農協はCOEで3銘柄が同時に入賞したという輝かしい受賞歴があり、品質が高い
浅煎り☓・中煎り△・中深煎り◯・深煎り◎
ムヨンゲ
*甘いフレーバーを持ち、ピーチやアプリコットをイメージさせる
*クリアな酸味を持つ
*浅煎り◯・中煎り◎・中深煎り◯・深煎り△
キヌヌ
*透明感の高さが特徴
*ライトな酸味とチェリーをイメージさせる甘い香りを持つ
*余韻まで美しいコーヒーを楽しめる
*浅煎り◯・中煎り◎・中深煎り◯・深煎り△