コーヒーにぴったりのフードをマスター!
コーヒーとのフードペアリングについての修得を少しずつ進めるとともに、
コーヒーにぴったりとマッチするフードレシピも修得していきましょう。
自分で作れることのメリットは多々ありますが、
最大のメリットはコーヒーとのペアリングを中心に素材を組み立てられる事です。
手元にあるコーヒーからぴったりのフードを見つけてもよいですし、
食べたいフードをコーヒーに合わせてアレンジを加えることもできます。
カフェやコーヒー専門店でのメニュー開発にも非常に役立つ部分ですので、
まずは基本レシピを押さえて、アレンジができるように実践を重ねましょう。
浅煎りコーヒーに合うスイーツレシピ
スペシャルティコーヒーをお店の看板メニューにしたり、楽しんだりする場合には、
この浅煎りコーヒーに合うスイーツは活躍の場が大きくなるでしょう。
ペアリングでも学習した、フレッシュな酸味と軽さを意識したスイーツを中心に、
アレンジを加えて行きましょう。
マドレーヌ

材料 (マドレーヌシェル型18個分)
バターの香りが引き立つ軽い焼き菓子です。
バターは発酵バターを使用するとぐっと香りがよくなります。
- 薄力粉・・・100g☆
- グラニュー糖・・・100g☆
- アーモンドプードル・・・10g☆
- ベーキングパウダー・・・小さじ1/4~1/2☆
- 塩(無塩バターの場合)・・・ひとつまみ程度☆
- たまご・・・2個
- バター・・・100g
- バニラエッセンス・・・適量
- バターと強力粉(型用)・・・適量
作り方
- ☆がついているものを合わせてボウルに振るっておき、真ん中をくぼませておく。たまごは卵白を切るようによく溶きほぐす。
- ☆のくぼみに溶きほぐした玉子を入れ、泡だて器で外側へと円を描くようにサックリと軽く混ぜ合わせ、バニラエッセンスも加える。
- 生地を混ぜながら溶かしたバターを②に少しずつ加えて馴染ませていく。完成した生地にラップをかけ、30分~2時間休ませる。
- 型の準備をする。型にバターを刷毛で薄く塗り、強力粉をはたいて余分な粉を落とし、冷蔵庫で冷やしておく。オーブンを190度で余熱しておく。
- 時間が経ったら、型の8分目くらいまで生地を入れて、軽く空気を抜く。 オーブンの温度を170~180℃にして、15~20分焼き色がつくまで焼く。
- 焼きあがったら方から外し網の上で冷まして完成。
アメリカンクッキー

アメリカンクッキーは、しっとりと柔らかい食感が特徴的な型を用いないクッキーです。
アメリカンの名の通り、浅煎りのコーヒーと好相性です。
材料
- 薄力粉・・・150g
- ベーキングパウダー・・・2g
- バター・・・90g
- 砂糖(三温糖・上白糖半々くらい、なければ上白糖だけでも)・・・130g
- 蜂蜜・・・小さじ1
- 卵・・・1個
- チョコチップや板チョコ・・・1枚
作り方
- 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく。
- 常温で柔らかくしたバターに砂糖、蜂蜜、溶いた卵を入れて混ぜ合わせる。バターが硬い場合には、電子レンジで柔らかくしてもよいが、決して液状になるまで加熱しないようにする。
- ①の粉類を②に入れて、ゴムベラでさっくり混ぜ合わせる。少し粉っぽくてもよい。チョコチップや適当な大きさに割った板チョコを入れてさらに混ぜる。
- クッキングペーパーを敷いた天板に6〜9個適度に隙間を開けて丸く広げる。アメリカンクッキーは無造作な形も魅力。
- 170度に予熱したオーブンで15分焼く。焼けたらクッキングペーパーごとケーキクーラーに移し、ペーパーを取り冷ます。
*アレンジ
- ホワイトチョコレート&マカダミアナッツ・・・ナッツフレーバーのコーヒーに
- アーモンド、くるみ、ピーカンナッツ・・・ナッツフレーバーのコーヒーに
- ホワイトチョコレート&クランベリー・・・ベリーフレーバーのコーヒーに
ブール・ド・ネージュ
ブールドネージュとは、フランス語で「雪の玉」を指す言葉です。
その名前の通り、雪玉のような繊細な見た目とほろほろとしたくちどけ、
アーモンドの豊かな風味はコーヒーにぴったりです。

材料(約35個分)
- バター ・・・100g
- 粉糖・・・35g
- 塩・・・1.5g
- 薄力粉・・・110g
- アーモンドプードル・・・100g
- 飾り用粉糖・・・適量
作り方
- 薄力粉とアーモンドプードルは合わせて振るっておく。粉糖と塩を合わせておく。
- バターをクリーム状に柔らかくし、粉糖と塩を入れて混ぜ合わせる。
- 薄力粉とアーモンドプードルを加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。
- 10gずつ軽量して丸め、160℃で予熱しておいたオーブンで15分〜20分焼く。
- 焼きあがったら鉄板から外し、冷ましておく。
- バッドに飾り用の粉糖を適量入れ、完全に冷めたブールドネージュの周りに粉糖をたっぷりとまぶして完成。
*アレンジ
- アーモンド生地にコーヒー粉末を混ぜてコーヒーブールドネージュ
- 粉糖にフリーズドライストロベリーパウダーを混ぜて、ピンクブールドネージュ・・・など
シフォンケーキ

その名前の通り、シフォンのように柔らかく絹のような口どけをもつケーキ。
プレーンタイプの軽さは浅煎りのコーヒーにぴったりです。
ベーキングパウダー不使用の卵別立てレシピです。
まずはプレーンをマスターしましょう。アレンジの幅広さはピカイチです。
材料(17cmシフォン型1台)
- 卵・・・3個
- 砂糖・・・65g
- 薄力粉・・・50g
- 強力粉・・・20g
- 牛乳(水でも可)・・・40ml
- サラダ油・・・30ml
- バニラエッセンス・・・適量
作り方
- 材料を全て軽量し、薄力粉をふるっておく。卵は卵白と卵黄に分けておく。190℃にオーブン余熱しておく。
- 卵黄をさっと混ぜ、砂糖3分の1を加え、泡だて器で混ぜ合わせる。
- 牛乳とサラダ油を加えて白っぽくなるまでよく混ぜる。
- もったりとしてきたら、薄力粉を入れて混ぜる。
- 卵白に、砂糖ひとつまみを加えて電動ミキサーの低速でドロッとした塊が無くなるまで泡立てる。
- 白っぽくなりボリュームがでてきたら、、砂糖を2~3回に分けて加えて今度は高速で、角がピンと立つ位まで泡立てる。
- ④の卵黄のボウルに、メレンゲの3分の1を加えて、泡立て器で混ぜる。(この時は、よく混ぜ合わせる)
- 混ざったら卵白の2分の1も加えて、切るように混ぜる。この時はゴムベラなどを使用し、泡を潰さないように着るように混ぜる。
- 混ざったら、残りの卵白に⑨の生地を入れ、切るように混ぜる。ボウルの底から丁寧に混ぜ、ふんわり均一になったら混ぜすぎない。生地の完成。
- シフォン型に生地を流し、筒を押さえてとんとんと気泡をぬく。この時手早く作業すること。
- へらで生地を型のまわりにすりつけ、190℃に予熱しておいたオーブンで30~32分焼く。
- 焼けたら、竹串を刺し何もついてこないことを確認し、型を逆さまにして冷ます。この時、お酒などの空き瓶などに筒の穴を差しておくとよい。
- 筒の中を触り完全にさめたら、ナイフを型に押し付けるようにしながら、周り→筒周り→底面の順にゆっくり丁寧に型から外す。
*アレンジ
- コーヒーマーブル
- ココアマーブル
- クランベリーヨーグルトシフォン
- コーヒーシフォン
- ハニーシフォン
- レモンシフォン
- フレッシュベリーシフォン
- オレンジシフォン
- キャラメルナッツシフォン ・・・など