深煎りコーヒーに合う食べ物
ヘーゼルナッツ入りブラウニー
チョコレートとナッツは、コーヒーと非常に相性がいい食材の組み合わせです。
チョコレートを溶かして焼きこむ本格的なブラウニーレシピを修得しましょう。

材料
- グラニュー糖・・・70g
- バター(室温に戻す)・・・200g
- 全卵・・・90g
- 卵黄・・・20g
- フルール・ド・セル(塩の花)・・・1g
- カカオパウダー・・・10g
- 小麦粉・・・110g
- ヘーゼルナッツ(ロースト・半分に割る)・・・200g
- チョコレート(カカオ分70%)・・・50g
- 粉糖(飾り用)・・・適宜
※フルール・ド・セルは通常の塩でもよい
作り方
- ボールにグラニュー糖、バターを入れ、溶かして人肌に温めたチョコレートを加える。(温度が低すぎるとダマになりやすい)
- ざらざらした砂糖の粒を感じなくなり、白っぽくなるまで泡だて器でよく混ぜる。
- 全卵と卵黄を混ぜ合わせ、②に3~4回にわけて加え、混ぜる。混ぜたら、フルール・ド・セルを加えて混ぜる。
- 小麦粉とカカオパウダーを別のボールにふるいあわせて、ヘーゼルナッツを加える。
- ④を③に加え、ゴムペラで底から返すようにしてよく混ぜる。粉が見えなくなればOK。
- ⑤を絞り袋に入れ、空気が入らないように注意しながら、型に流し込む。
- 180~200℃に熱したオーブンに入れ、10~15分ほど焼く。
- 竹串を差し、串に生地がつかなければ焼きあがり。網の上などにのせて冷ます。
- 冷めたら、粉糖をふって完成。
*アレンジ
丸いケーキ型で作りチョコレートをトッピングすれば、また違った印象となります。コーヒーと一緒に食する場合には、生クリームなどを添えてもよいでしょう。
オペラ
チョコレートケーキのなかでも特に濃厚なオペラは、フランスで生まれたチョコレートケーキです。少々手間がかかるケーキですが、生地にコーヒークリームやシロップを使用することで、
コーヒーの濃厚な苦味とのハーモニーは格別です。
合わせるコーヒーは深煎りのものを楽しみましょう。
特にケニアの深煎りをあわせると、チョコレートのなかにキャラメルのような甘さが広がります。

材料(10cm×15cmの型)
<ビスキュイ ジョコンド> 10×15・3枚
- 卵白・・・1個分
- グラニュー糖・・・30g
- 全卵・・・1個
- 卵黄・・・1個分
- 薄力粉・・・20g
- アーモンドパウダー・・・40g
- 粉糖・・・30g
- バター・・・30g
<コーヒーエキス>
こだわりたい場合には、インスタントコーヒーではなく豆から抽出したコーヒーを用いると
さらに風味が増す。
- インスタントコーヒー・・・15g
- 水・・・20g
- グラニュー糖・・・10g
<シロップ>
- コーヒーエキス・・・30g
- 粉糖・・・20g
- 水・・・15g
< コーヒーのバタークリーム>
- コーヒーエキス・・・20g
- パータボンブ・・・120g
- 卵黄・・・1個分
- グラニュー糖・・・75g
- 水・・・25g
- バター・・・60g
- ホワイトラム・・・12g
< グラサージュ>
- 水・・・64g
- 生クリーム・・・52g
- ココアパウダー・・・28g
- グラニュー糖・・・32g
- ゼラチン・・・3.4g
<ガナッシュ>
- ブラックチョコレート・・・55g
- 生クリーム・・・30g
- グランマニエ・・・大さじ1
仕上げ用のオレンジのマーマレード適量
作り方
- ビスキュイを作る。全卵と卵黄、薄力粉、アーモンドパウダー、粉糖をボウルにいれ、ハンドミキサーなどを利用し、高速で白っぽくなり、つやが出てくるまで撹拌する。(約10分程度)
- 冷したボウルに卵白を入れ、グラニュー糖を3回に分けて加えながら、その都度角が立つまで高速で撹拌する。
- 角が立ち、ややお辞儀するぐらいになったら、①を②のメレンゲにかけるようにして、きり混ぜる。
- バターを60℃ほどの温度で溶かし、ヘラで受けながら③にちらしながら混ぜる。これで生地は完成。
- クッキングシートを敷いた鉄板の上に、10cm×15cmの型をのせ、5mm厚程度で生地を流していく。型を外し、少し離れた場所にもう一度型をおいて5mm厚程度で生地を流仕込む。これを3枚分繰り返す。
- 230℃で予熱しておいたオーブンで約15分焼く。
- ガナッシュを作る。生クリームを沸騰直前まで加熱し、細かく刻んだチョコレートに加える。1分ほど置き、しっかりと全体が混ざるまで少しずつ混ぜ、最後にリキュールを加える。
- コーヒーのバタークリームを作るために、まずパータボンブを作る。グラニュー糖と水を合わせ100℃以上まで熱し、卵黄に加えならがら高速で撹拌する。少し高いところから落として筋がのこるようになり、粘性を帯びてきてツヤがでてきたら完成。
- パータボンブが28度以下になったら、常温のポマード状のバターにくわえ少しずつ混ぜる。空気を含ませるように混ぜることで、柔らかなバタークリームができる。最後にリキュールとコーヒーエキスを加えてよくまぜる。
- シロップの材料をあわせてコーヒーシロップをつくる
- 組み立てる。ビスキュイ3枚の焼き面でない方に、スポンジを指で押すとにじみ出るほどにシロップをたっぷりと染み込ませておく。
- 型の中に、ビスキュイ、バタークリーム、(オレンジのマーマレードを塗った)ビスキュイ、ガナッシュ、ビスキュイ、バタークリームの順に重ねていく。1層ごとに水平になっているか確認してから次の層を重ねるとよい。
- 一旦冷凍し、固まったら温めた布巾で型を温めて外す。
- グラサージュをつくる。ゼラチン以外の材料を合わせ中火でとろみをつけ、60度まで冷まし水でふやかしたゼラチンを加える。木ベラで混ぜると空気が入らずキレイに仕上がる。
- ケーキ上面にかけたら、今度は冷蔵庫で固めて完成。
アレンジ
*最後のグラサージュは、コーティング用のチョコレートにしても黒々とした深いツヤが出て美しい。
ニューヨークチーズケーキ
チーズケーキの中でも特に濃厚なニューヨークスタイルのチーズケーキは、
濃厚なコクのある深煎りのコーヒーとのペアリングを楽しみましょう。
また、エチオピア・イルガチェフェ産の豆などシトラス系のフレーバーの豆をあわせると、
レモングラスのような風味とチーズの酸味が調和し、ケーキの濃厚な味わいが爽やかになります。
材料(18cmホール1台分)
- クリームチーズ・・・200g
- 砂糖・・・70g
- サワークリーム・・・80g
- 生クリーム・・・180〜200g
- 卵・・・2個
- コーンスターチ・・・大さじ2
- バニラオイル・・・少々
- レモン汁・・・4〜5滴
- 全粒粉ビスケット・・・100〜120g
- 無塩バター・・・50g
作り方
- ビスケットをビニール袋などに入れて、めん棒などで砕いておく。溶かしたバターを混ぜ、ケーキ型に敷き固める。底をアルミホイルで覆い、冷蔵庫に入れておく。
- 室温に戻したクリームチーズと砂糖を泡立て器でよく混ぜ、サワークリームも加えてよく混ぜる。
- レモン汁とバニラオイルを数滴ずつ入れる。卵を1個ずつ加え、その都度よく混ぜる。
- コーンスターチを入れて、よく混ぜ、生クリームを入れて混ぜ合わせる。
- ビスケットを敷いた型に流し込み、お湯をはった天板に乗せ、180℃に余熱したオーブンで30分焼く。
- 160度に下げて、さらに30分焼く。この時、鉄板の湯が少なくなってたらお湯を足していく。
- 焼き上がり粗熱が取れたら冷蔵庫にいれる。3時間ほど休ませて完成。
アレンジ
*季節のフレッシュフルーツやソースをそえて。
*小さなカップでミニチーズケーキにしても◯

ビスコッティ
これもコーヒーに合わせるスイーツとしては定番のものでしょう。
2度焼きすることで水分を飛ばし堅焼きにしたビスケットは、イタリア・トスカーナ地方の伝統菓子です。
たっぷりはいったアーモンドがナッツフレーバーのコーヒーとの相性を引き立てます。
またエスプレッソやカプチーノに浸して食べるのも楽しみの一つです。

材料(約12本)
- 薄力粉・・・80g
- 砂糖・・・40g
- 卵・・・1個
- ベーキングパウダー・・・3g
- ドライフルーツ、ナッツ・・・合わせて80~100gほど
作り方
- オーブンを180℃に余熱しておく。薄力粉、砂糖、ベーキングパウダーをボールに入れ泡だて器で混ぜる。
- 卵をとき、粉に卵を入れヘラでさっくり混ぜる。ドライフルーツやナッツは適度な大きさに刻んで混ぜる。
- 天板にクッキングペーパーを敷き、生地を1.5cm厚位の楕円形に広げる。180℃に予熱したオーブンで15分焼く。こんがりと色がついたらOK。
- 荒熱が取れたら1~1.5cmくらいにカットする。このまま食べてもよいが、2度焼きのビスコッティにするためにここから更に焼く。切断面を上にして160℃のオーブンで10~15分お好みの固さに焼いて完成。さらに硬いものが好みの場合には、裏返し両面とも焼く。
アレンジ
*ナッツやドライフルーツ意外にも、刻んだチョコレートを混ぜたり、完成したビスコッティにチョコレートをコーティングしても◎。硬いビスコッティはコーヒーにひたして食べるのもツウな食べ方です。
*生地のココアパウダーを混ぜてカカオビスコッティに。

その他、パンデピス、チャイアイスクリームなど。