Lesson11-11 コーヒーにぴったりのフードレシピ・中深煎り②

ベイクドチーズケーキ

コーヒーには定番といってもいいベイクドチーズケーキは、
中煎り〜深めに焙煎された豆と抜群の相性となります。
ベイクドタイプは焼きたてよりも、1〜2日ほど冷蔵庫で休ませておくと全体がしっとりとします。

エスプレッソとミルクアレンジのコーヒーとも好相性になり、
好きな人が多いメニューなので、ぜひマスターしましょう。
ミキサーを利用すれば、簡単に作ることができます。

Barbara Dudzinska/Shutterstock.com
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材料(18cm 丸型 )

<チーズ生地>

  • クリームチーズ・・・250g
  • 生クリーム・・・200mlml
  • 卵・・・2個
  • グラニュー糖・・・80g
  • 薄力粉・・・大さじ3
  • レモン汁・・・大さじ2

<ボトム>

  • クラッカーまたはビスケット・・・90g
    (胚芽入りのグラハムクラッカーなどがお勧め)
  • 無塩バター・・・40g

作り方

  1. クラッカーを袋に入れ密封して細かく砕き、溶かした無塩バターと混ぜ合わせて型の底に敷く。クリームチーズは常温にもどしておく。薄力粉は振るっておく。
  2. ミキサーに卵・グラニュー糖・レモン汁・薄力粉を入れて攪拌する。
  3. 全体が混ざったら、生クリームとクリームチーズを投入して再度攪拌する。うまく混ざらない場合は一度止めてゴムベラでかき混ぜてから撹拌するとよい。
  4. ①の型に③の生地を流し込み、170℃に予熱しておいたオーブンで40~45分焼く。
  5. キレイな焼き色がつき竹串に生地がつかなければ完成。粗熱がとれたら型のまま冷蔵庫に入れ一晩冷やして完成。
アレンジ
*シンプルなベイクドチーズケーキには、彩り鮮やかな季節のフルーツを添えると華やかになります。もちろん、シンプルなまま提供しても◎

バーチディマーダ

ころころとした見た目がかわいい、イタリア・ピエモンテ地方の伝統菓子です。
クッキーの間にチョコレートをサンドするのが伝統レシピですが、
コーヒーにあわせてホワイトやベリー、キャラメルフレーバーなどでアレンジすると、
ペアリングのバリエーションが広がります。

Fabio Alcini/Shutterstock.com
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材料(約30個分)

  • バター・・・100g
  • 粉砂糖・・・50g
  • 卵黄・・・1個
  • 薄力粉・・・150g
  • アーモンドプードル・・・100g
  • チョコレート・・・50g

作り方

  1. バターを室温に戻し、マヨネーズ状になるまでよく混ぜる。
  2. ①に粉砂糖を加えて混ぜ、卵黄を加えてさらによくなじむまで混ぜる。
  3. ②に薄力粉とアーモンドプードルを加え、さっくりまとめる感じでまぜる。まとまったら、冷蔵庫で30分以上休ませる。
  4. 休ませた生地を取り出し、直径約1.5cmのボール型に丸め、クッキングシートを敷いた天板に並べ、180℃に予熱したオーブンで15分ほど焼く。
  5. 焼き上がったら、粗熱をとり、溶かしたチョコレートをビスケットの平らな面ではさむ。
    チョコレートが固まるまでおいておき、チョコレートでビスケットがひとつにくっついたら完成。

アレンジ

*クッキーにココナッツファインをませたりまぶしたりしてココナッツ・バーチディダーマ。

*イタリアで愛されるピスタチオを使用してグリーンのピスターシュ・バーチディダーマ。

生地のココアパウダーをも混ぜ込んで、挟み込むチョコレートをビターに変えた
ビター・ココナッツ・バーチディダーマ。

stefano carniccio/Shutterstock.com
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カンノーロ

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カンノーロ(複数形:カンノーリ)の発祥地はシチリア島で、
シチリアの菓子の中でももっとも有名なものの一つです。
本来は謝肉祭を祝って作られる季節菓子でした。
イタリア系アメリカ人のデザートとしても大変人気が高く、
その食感とリコッタチーズを混ぜたクリームの濃厚さはコーヒーとの相性が抜群です。

伝統的なイタリアのカンノーロは小麦粉ベースの生地を
低温の植物油かラードで筒状に揚げた皮の中に、甘みをつけたリコッタ・チーズに
バニラ、チョコレート、ピスタチオ、マルサラ酒(シチリア地方のワイン)、
ローズウォーターやそのほかの風味のうちいくつかをまぜ合わせたクリームを詰めています。

このように風味の幅が広いため、コーヒーに合わせたペアリングも広がります。

材料(約8個分)

  • 薄力粉・・・75g
  • 強力粉・・・75g
  • 無塩バター・・・30g
  • 卵白・・・1個分
  • マルサラ酒・・・小さじ1弱
  • サラダ油(揚げ用)適量

<クリーム>

  • 生クリーム・・・50ml
  • グラニュー糖・・・20g
  • リコッタチーズ・・・60g
  • マルサラ酒・・・小さじ2
  • 粉糖・・・適量

作り方

  1. リコッタチーズはきめの細かいザルなどにあけ、冷蔵庫に入れて水分を抜いておく。(目安:2~3時間程度)。粉類は合わせて振るっておく。
  2. 生地を作る。ボウルに薄力粉、強力粉、バター、卵白、ココアパウダー、マルサラ酒をいれバターを潰すようにしながら手でこねる。
  3. こねた生地をひとまとめにし、冷蔵庫で2時間休ませる。
  4. 中に入れるクリームを作る。ボウルに生クリームとグラニュー糖を入れ、8分立てくらいに泡立てる。
  5. リコッタチーズを加えて混ぜ合わせ、さらにマルサラ酒を加えて混ぜ、絞り袋に入れる。詰める直前まで冷蔵庫で冷やしておく。(絞り袋がない場合はスプーンで詰めてもよいので、ボウルなどに入れてラップをしておく。)
  6. 2時間寝かせておいた生地を冷蔵庫から出し、粉を振って2~3mm位に伸ばす。
  7. ナイフで生地をコルネ型円筒に巻ける大きさに四角く切り、筒型に巻く。端を少し押すようにくっつけるとよい。
  8. フライパンに1.5cm~2cmくらいの油をひき、転がしながら弱火で揚げる。焼き色がついたら、筒型から取り出し、しっかり冷ます。
  9. 冷蔵庫で少し固めたクリームを、焼きあがった筒型のクッキーに絞り入れる。(絞り袋がない場合はスプーンで詰めてもよい)
  10. 上から粉糖をふり、完成。

アレンジ

*生地にココアパウダーを混ぜてチョコレートカンノーリ

*クリームにアレンジを加えてもよい。オレンジピールやレモン汁などをプラスすると爽やかかつ華やかな印象に

*カンノーロの独特な形を活かしクリーム部分にデコレーションしても◯。ピスタチオなどのナッツ、チョコレートチップ、ドライチェリーやオレンジピールなどバリエーションは自由。

Family Business/Shutterstock.com
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その他、モンブランなど。