Lesson10-3 アレンジコーヒー②フレーバー&リキュール

フレーバーアレンジ

カフェ・ボルジア

MariaKovaleva/Shutterstock.com
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カフェ・ボルジアは、イタリアテイストのカフェモカです。
フィレンツェの名門ボルジア家に由来するという説もあり、
当時貴婦人の間で珈琲とチョコの組み合わせが流行ったことから
このメニューが完成したとされています。
ポイントはチョコレートシロップと柑橘ピールの組み合わせ。
ここではオレンジフレーバーのカフェ・ボルジアをマスターしましょう。

材料

  • コーヒー(深煎りがおすすめ) 100ml
  • チョコレートシロップ 30ml
  • オレンジフレーバーシロップ・・・5~10ml
  • 生クリーム・・・20ml
  • オレンジピール・・・少々
  • 削ったチョコレート・・・少々

作り方

  1. カップは温めておく。生クリームはゆるく泡立てておく。
  2. 深煎りの豆でコーヒーを淹れる。濃い目に淹れるのがおすすめ。
  3. カップにチョコレートシロップとオレンジシロップをいれて混ぜておく。
  4. コーヒーを注ぎ、全体を混ぜる。
  5. 生クリームをそっと浮かべ、細切りのオレンジピールと削ったチョコレートを散らして完成。

ロサ・メヒカーノ

Shebeko/Shutterstock.com
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層を愉しむロサ・メヒカーノ。白いミルクをコーヒーの層が上品なアレンジです。
ミルクをピンクに着色することで、ロマンチックなアレンジに変えることもできます。
グラニュー糖と食紅の代わりに、赤い色のフレーバーシロップを用いても華やかな仕上がりとなります。
層をより強調するために、細いグラスに注いでもよいでしょう。

材料

  • コーヒー(深煎りがお勧め)・・・60ml
  • 牛乳・・・80ml
  • グラニュー糖・・・10g
  • 食紅(赤)・・・少量

作り方

  1. コーヒーを淹れる。深煎りの豆を用いて抽出する。
  2. 鍋に牛乳、グラニュー糖、少量の食紅を入れ、泡だて器で混ぜながら加熱する。沸騰しないように注意しながら、しっかりと泡立てる。
  3. 耐熱のグラスに温めたミルクを7分目くらいまで注ぐ。次第にピンクのミルクの層とフォームに分かれてくる。
  4. このミルクとフォームの境目にマドラーなどを当てながら、コーヒーをゆっくりと注ぎ入れて完成。層をしっかりと分けたい場合には、砂糖の量を多くするとよい。

アーモンドコーヒー

アーモンドとコーヒーの組み合わせが楽しめるアレンジです。
アーモンドシロップをリキュールに変えれば、大人のアレンジにも。

GooDween123/Shutterstock.com
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材料

  • コーヒー(中煎り〜深煎りがおすすめ)・・・ 120ml
  • グラニュー糖・・・ 5g
  • アーモンドリシロップ・・・10ml
  • アーモンドダイスやスライス・・・少々
  • アーモンド・・・1〜2個

作り方

  1. カップを温めておく。
  2. コーヒーを淹れる。アーモンドのフレーバーとマッチするよう、中煎り〜深煎りがおすすめ。
  3. カップにグラニュー糖とアーモンドシロップを入れ、コーヒーを注いでよく混ぜる。
  4. 飲む直前にアーモンドダイスやスライスを浮かべたり、ソーサーにはアーモンドを添える。

カフェ・リモーネ

レモンのフレーバーを楽しめる爽やかなアレンジです。シトラスフレーバーの豆をあわせてみましょう。

材料

  • コーヒー(浅煎りがおすすめ) ・・・120ml
  • レモンスライス・・・ 1枚
  • 爽やかなフレーバーのシロップ・・・15ml
    (シトロンやグレナデンシロップなどがおすすめ)

作り方

  1. カップは温めておく。
  2. コーヒーを淹れる。シトラスフレーバーを持つ浅煎りの豆やアメリカンタイプのコーヒーがお勧め。
  3. カップにシロップを入れ、コーヒーを注ぐ。シロップの量は好みで加減する。
  4. レモンスライスを浮かべて完成。

お酒を淹れた大人アレンジ

ラム・グロッグ

コーヒーに香り高いラムを加えたアレンジコーヒーです。
ラムの他に、砂糖やバターを加える場合や、
生クリームをプラスすることで、また異なるテイストのアレンジにもなります。

材料

  • コーヒー(深煎りがお勧め)・・・120ml
  • ラム酒・・・20ml
  • グラニュー糖・・・10g
  • バター・・・10g

作り方

  1. カップを温めておく。
  2. コーヒーを淹れる。深煎りの豆を使用し、濃い目に入れるのがお勧め。
  3. カップにグラニュー糖とラム酒を入れて軽くまぜておく。
  4. コーヒーを注ぎいれて軽くまぜ、最後にバターを浮かべて完成。

カフェ・ロワイヤル

ブランデーに火を付けることで、美しい炎とブランデーの香りを楽しめる大人のコーヒーアレンジです。

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HamsterMan/Shutterstock.com

材料

  • コーヒー ・・・120ml
  • 角砂糖・・・ 1個
  • ブランデー・・・10ml

作り方

  1. カップは温めておく。
  2. コーヒーを淹れてカップに注ぐ。
  3. カップの上においても落ちないくらいの長さのスプーンを渡し、角砂糖をのせてブランデーをしみこませる。
  4. 角砂糖に火をつける。火が消えたらコーヒーに入れ、かき混ぜながら飲んで愉しむ。

アイリッシュ・コーヒー

アイリッシュウイスキーとコーヒーで、体の芯からあたたまる北欧の国アイルランドでうまれたレシピ。白ザラメを使用することで、層の重なりや甘さの変化も楽しめます。

Brent Hofacker/Shutterstock.com
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材料

  • コーヒー(深煎りの豆がおすすめ)・・・ 120ml
  • アイリッシュ・ウィスキー・・・20ml
  • 白ザラメ(グラニュー糖でも可)・・・ 15g
  • 生クリーム・・・ 20ml

作り方

  1. グラスを温めておく。生クリームは固めに泡立てる。
  2. 深煎りの豆でコーヒーを淹れる。濃い目がお勧め。
  3. 温めたグラスに白ザラメ(グラニュー糖)を入れる。
  4. ②にアイリッシュ・ウィスキーを入れ、コーヒーを注ぐ。
  5. その上に生クリームをそっと浮かべて完成。

カフェ・マリア・テレジア

オーストリアで飲まれているコーヒーに、このカフェ・マリア・テレジアがあります。
ウィーンでコーヒー文化が栄えたのは、女帝マリア・テレジアがコーヒー好きだったとされており、
その感謝の気持ちをこめて、このコーヒーが作られました。
オレンジリキュールを入れてホイップクリームを浮かべたコーヒーに、
カラフルなキャンディをのせた特徴的なアレンジコーヒーです。

材料

  • コーヒー(深煎りがお勧め)・・・ 120ml
  • オレンジリキュール・・・ 5~20ml
  • ホイップクリーム・・・ 20ml
  • カラフルな小粒のキャンディ・・・ 適量

作り方

  1. カップは温めておき、生クリームは緩めにホイップしておく。
  2. キャンディは製菓用の飾りつけようのものを用いる。大きい場合には砕いておく。
  3. 深煎りの豆をセレクトし、コーヒーを抽出する。生クリームとの相性を考え、濃い目に淹れるのがポイント。
  4. カップにオレンジリキュールを入れ、コーヒーを注ぐ。
  5. ホイップクリームをそっと浮かべ、その上にキャンディをのせる。

コーヒー・エッグ・ノッグ(アルコールアレンジ)

定番アレンジのエッグ・ノッグですが、リキュールを使用して大人のアレンジも楽しめます。

材料

  • コーヒー・リキュール・・・45ml
  • ミルク・・・90ml
  • アイス・コーヒー・・・30ml
  • シロップ・・・10ml
  • 卵 黄・・・1 個分

 作り方

  1. アイスコーヒーを抽出しておく。
  2. シェーカーがある場合には、材料を全ていれてよくシェークし、氷を入れたタンブラーに注ぐ。シェーカーがない場合には、ボウルを小さな泡だて器で混ぜてもよい。
  3. 仕上げにナツメグをふりかけて完成。

カフェ・ド・ポム

 bitt24/Shutterstock.com
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ブランデーとりんごのフレーバーがマッチする、寒くなり初めた時期にぴったりのアレンジです。
コーヒーには、さわやかなフレーバーを持つ豆を使用してみましょう。

材料

  • コーヒー(アップルフレーバーのものがお勧め) ・・・120ml
  • ブランデー・・・ 5ml
  • りんご果汁・・・ 少々
    (甘みを付けたい場合には、りんごジャムでも◎)
  • りんごの薄切り・・・1〜2枚

作り方

  1. カップは温めておく。
  2. コーヒーを抽出する。りんごの爽やかさが引き立つ豆を選ぶとよい。
  3. カップにコーヒーをいれる。(りんごジャムを用いる場合には、先にジャムを入れておき、コーヒーを後から入れて混ぜる。)
  4. ブランデーとりんご果汁をいれ、薄切りのりんごを飾って完成。

カフェ・アマレット

リキュールとアーモンド、コーヒーのフレーバーが香る、リッチテイストアレンジです。

材料

  • コーヒー・・・ 120ml
  • グラニュー糖・・・ 5g
  • ホワイトラム・・・ 10ml
  • アーモンドリキュール・・・ 10ml
  • アーモンドダイスやスライス・・・ 少々
  • アーモンド・・・ 1〜2個

 作り方

  1. カップは温めておく。
  2. コーヒーを淹れる。アーモンドのフレーバーとマッチするよう、中煎り〜深煎りがおすすめ。
  3. カップにグラニュー糖を入れ、コーヒーを注いでよく混ぜる。
  4. ホワイトラムとアーモンドリキュールを加えてかき混ぜる。
  5. 飲む直前にアーモンドダイスやスライスを浮かべ、ソーサーにはアーモンドを添える。

モカ・ジャバ・ロワイヤル

モカ・ジャバにコーヒー・リキュールを入れて、大人の味わいアレンジです。

材料

  • コーヒー(深煎りがお勧め)・・・60ml
  • 牛乳・・・60ml
  • チョコレートシロップ・・・60g
  • 生クリーム・・・ 30ml
  • カカオリキュール・・・ 5ml
  • 削りチョコレート・・・ 少々

作り方

  1. カップを温めておく。生クリームは適度がホイップしておく。
  2. コーヒーを淹れる。深煎りの豆で、濃い目に抽出する。
  3. カップにチョコレートシロップをいれ、コーヒーと温めた牛乳を注いでよく混ぜる。
  4. カカオリキュールを加え、軽く混ぜる。
  5. ホイップクリームをそっと浮かべ、仕上げに削りチョコレートを散らして完成。

カフェ・バレンシア

オレンジやレモンの産地で有名なスペインのバレンシア地方にちなんだ、
オレンジリキュールが香るアレンジコーヒーです。
甘酸っぱい香りとミルクの風味を楽しみましょう。

材料

  • コーヒー (深煎りやシトラスフレーバーを持つものがお勧め)・・・60ml
  • 牛乳・・・ 60ml
  • コアントロー(オレンジのリキュール)・・・ 10ml
  • レモンピール、シナモンパウダー・・・少々

作り方

  1. カップは温めておき、レモンピールは適当な大きさに刻んでおく。コアントローとレモンピールを小容器に入れ、コアントローに香りをつけておく。
  2. コーヒーを抽出する。深煎りでも苦味が少ないものや、シトラスフレーバーを持つものがお勧め。
  3. カップにコーヒーを注ぎ、温めた牛乳を加える。
  4. コアントローに香りが付いたら③に加え、仕上げにシナモンパウダーをふる。よくかき混ぜて完成。